【お知らせ】川柳30句「そういえば愛している」『川柳サイド Spiral Wave』(私家本工房、2017年1月)
- 2017/01/21
- 09:26

小池正博さんが編集発行する『川柳サイド Spiral Wave』に川柳30句を寄稿させていただきました。この川柳誌には、飯島章友さん、川合大祐さん、小池正博さん、榊陽子さん、兵頭全郎さんの川柳作品が各30句のっています。明日の第1回文学フリマ京都で販売されるそうです。「そういえば愛している」はカフカからとったんですが、ゆうじんに、「そういえば愛している」ってそういえばなんの作品だったっけときいたら、『変身』だよ、...
【短歌】「このボタン…(東京新聞・東京歌壇・東直子 選・2017年1月8日)
- 2017/01/11
- 10:13

「このボタン押してもいいのときくひともきかないひともみんな押したよ」 柳本々々 (東京新聞・東京歌壇・東直子 選・2017年1月8日) *もうここにおられんようになりました妻うらがえりうらがえり消ゆ 東直子...
逢えるあとがき
- 2017/01/09
- 02:57

時実新子さんに「目の前に水晶玉がある逢える」という句があるが、竹井紫乙さんと新子さんの話をしていた時に、別にひとりと「逢え」るだけでなく水晶玉に今まで出会った人すべての人が映り込みその全員といちどきに会う事もできるんだなとふっと気づく。人は人を抱えて生きていて人は人とつながっている。...
【お知らせ】「今月の歌 斉藤斎藤のふとん」『かばん』2016年12月号
- 2017/01/07
- 17:18

2017年12月号の『かばん』の「今月の歌」において、斉藤斎藤さんのふとんの歌について取り上げさせていただきました今回、『渡辺のわたし』とは、〈私〉のありかたをめぐる〈忍耐〉の一冊なのではないかとした上で、哲学者リチャード・ローティの「アイロニー」という概念を借りながら、以前から気になっていた『渡辺のわたし』のふとん的主体のありかたについて考えてみました。ローティとふとん。ときどき、買い物をしながら、手...
【お知らせ】新聞取材記事「新子を読む 新子へ詠む 時実新子没後10年 世界と「私」を結び付けて」『神戸新聞』2017年1月7日
- 2017/01/07
- 10:17

川柳作家の時実新子さんをめぐって神戸新聞の平松正子さんから取材していただきました。新子さんが亡くなって十年ということで、〈いま〉時実新子を読み直す、という新年から始まる五回連載の企画で、各回ひとりの人間が新子さんの一句について語るという構成になっているんですが、私は最終回で登場させていただきました。平松さんにつけていただいたタイトルの通り、世界と私の接点をまさぐる時実新子さんについてお話してみまし...