【お知らせ】「フシギな短詩・2月のまとめ」『およそ日刊「俳句新空間」』
- 2016/02/26
- 01:01
「フシギな短詩」2月は、《季語を通すことで移ろっていく世界》というテーマにしてみました。
季語を通すと変わってしまう世界があって、でもその世界を引き受けようとすることと俳句はどこかでつながっているのではないか。そんなふうにこの五人の方の俳句を読んで感じていました。
季語を通して揺れや乳輪やゴジラや不健全さや災難がべつのかたちをとってやってくること。それはいままで出会ったことのないフシギな風景をはじめてみることにもつながっているのかなとも思うのです。
【1、御中虫さんと揺れ】
2016年の〈今〉も、わたしたちの〈すべて〉の関さんは、揺れる。
【2、 北大路翼さんと乳輪】
俳句は、乳房に、たどりつけない。
【3、飯田有子さんとゴジラ】
わたしたちは俳句を通して〈初めてのゴジラ〉や〈初めての乳輪〉に出会う。
【4、松本てふこさんと希望】
語り手は逮捕されるかもしれない。でも、状況はシリアスではなく、「うららか」だ。これから「出頭」をするというのに、ここにはフシギな希望がある。
【5、石原ユキオさんと災難】
ひしめきあったペンギンたちをひとめみてわかるのは、それが〈もふもふ〉しているということである。たぶん、あなたがそこに頭からつっこめば〈もふもふ〉するだろう。わたしも。
来月の頭は、「6、関悦史さんとテラベクレル」です。
季語を通すと変わってしまう世界があって、でもその世界を引き受けようとすることと俳句はどこかでつながっているのではないか。そんなふうにこの五人の方の俳句を読んで感じていました。
季語を通して揺れや乳輪やゴジラや不健全さや災難がべつのかたちをとってやってくること。それはいままで出会ったことのないフシギな風景をはじめてみることにもつながっているのかなとも思うのです。
【1、御中虫さんと揺れ】
2016年の〈今〉も、わたしたちの〈すべて〉の関さんは、揺れる。
【2、 北大路翼さんと乳輪】
俳句は、乳房に、たどりつけない。
【3、飯田有子さんとゴジラ】
わたしたちは俳句を通して〈初めてのゴジラ〉や〈初めての乳輪〉に出会う。
【4、松本てふこさんと希望】
語り手は逮捕されるかもしれない。でも、状況はシリアスではなく、「うららか」だ。これから「出頭」をするというのに、ここにはフシギな希望がある。
【5、石原ユキオさんと災難】
ひしめきあったペンギンたちをひとめみてわかるのは、それが〈もふもふ〉しているということである。たぶん、あなたがそこに頭からつっこめば〈もふもふ〉するだろう。わたしも。
来月の頭は、「6、関悦史さんとテラベクレル」です。
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