【お知らせ】「【短詩時評 14時】フローする時間、流れない俳句 喪字男×柳本々々-『しばかぶれ』第一集の佐藤文香/喪字男作品を読む-」『BLOG俳句新空間 第38号』
- 2016/03/06
- 08:17
『 BLOG俳句新空間 第38号』にて「【短詩時評 14時】フローする時間、流れない俳句 喪字男×柳本々々-『しばかぶれ』第一集の佐藤文香/喪字男作品を読む-」という文章を載せていただきました。『BLOG俳句新空間』編集部にお礼申し上げます。ありがとうございました!
お時間のあるときにお読みくだされば、さいわいです。
今回、喪字男さんと俳句の連作をめぐるお話をさせていただいたんですが、そのなかで〈横書き〉と〈短詩〉をめぐる話をしているんですね。
たぶんなんだけれど、今って短詩にであうときって、〈横書き〉の方がむしろ多かったりするのではないかとおもうんですよね。そこから、あ、この短詩は、ってじぶんが興味がひかれたものに入っていって、紙媒体の〈縦書き〉の世界に入っていく。
〈横書き〉って基本的にはネットメディアのおける書式だから、ネットメディアのなかのフローする、流れることばをみていくうちに、そこにどうしても〈流せない言葉〉がでてきて、紙媒体の〈刺さる縦書き〉に向かうという流れがちょっとおもしろいなと思いました。
ちなみに歴史的にいうと、2006年って〈横〉の年だったんですよ。まずニコニコ動画とTwitterのサービスが始まりました。横書きの言葉が流れる特権的なメディアの誕生です。どちらも流れる即時性を大事にしています。それから「メタボ」という言葉が流行している。これもある意味、横の肥大です。あとは「耐震強度偽装事件」がありました。これは、縦の脆弱です。こういう〈横〉の年から十年たって、いま2016年にいます。
朝顔のだらだら咲いて面会日 喪字男
お時間のあるときにお読みくだされば、さいわいです。
今回、喪字男さんと俳句の連作をめぐるお話をさせていただいたんですが、そのなかで〈横書き〉と〈短詩〉をめぐる話をしているんですね。
たぶんなんだけれど、今って短詩にであうときって、〈横書き〉の方がむしろ多かったりするのではないかとおもうんですよね。そこから、あ、この短詩は、ってじぶんが興味がひかれたものに入っていって、紙媒体の〈縦書き〉の世界に入っていく。
〈横書き〉って基本的にはネットメディアのおける書式だから、ネットメディアのなかのフローする、流れることばをみていくうちに、そこにどうしても〈流せない言葉〉がでてきて、紙媒体の〈刺さる縦書き〉に向かうという流れがちょっとおもしろいなと思いました。
ちなみに歴史的にいうと、2006年って〈横〉の年だったんですよ。まずニコニコ動画とTwitterのサービスが始まりました。横書きの言葉が流れる特権的なメディアの誕生です。どちらも流れる即時性を大事にしています。それから「メタボ」という言葉が流行している。これもある意味、横の肥大です。あとは「耐震強度偽装事件」がありました。これは、縦の脆弱です。こういう〈横〉の年から十年たって、いま2016年にいます。
朝顔のだらだら咲いて面会日 喪字男
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