【あとがき】正岡豊『四月の魚』のあとがき
- 2014/07/21
- 10:40
この歌集の稿を書きおこす直前、安井浩司の「中止観」という句集を手にする機会があった。その句集のなかのことばは、歌をやめてから、もうそのたぐいのものには何も感じないとおもっていた私に、すくなからぬショックを与えた。こういう心の動きはたいてい伝えがたいものだ。だがこの二十年近くも前の句集のかがやきに接することがなければ、私はまた別なこころでこの歌集をつくっていたような気がする。
正岡豊「後記」『四月の魚』
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