【あとがき】大塚英志『物語消費論改』のあとがき
- 2016/09/22
- 11:12
ツイッターやそれが紡ぐ「世界」にぼくは住んでいない。《誰ともつながっていない》。
しかし「ことば」を伝えようとすることから「降りた」わけではない。
ぼくは本書で読者であるあなたたちに答えを示すつもりはない。だがそれでも言えるのは「降りること」の重要さである。「降りること」は世界に対するゲームに用意されたマップや攻略本を捨てることだ。しかしそれは現実と書物と双方の世界できっちりと「迷う」ことの選択である。
大塚英志「終章ーーあとがきにかえて」『物語消費論改』
しかし「ことば」を伝えようとすることから「降りた」わけではない。
ぼくは本書で読者であるあなたたちに答えを示すつもりはない。だがそれでも言えるのは「降りること」の重要さである。「降りること」は世界に対するゲームに用意されたマップや攻略本を捨てることだ。しかしそれは現実と書物と双方の世界できっちりと「迷う」ことの選択である。
大塚英志「終章ーーあとがきにかえて」『物語消費論改』
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