【お知らせ】「フシギな短詩・9月のまとめ」『およそ日刊「俳句新空間」』
- 2016/09/30
- 20:24
今月のテーマをあえて言うなら、《異人》なのかなと少しおもいました。短歌のなかで《異人になること》といってもいいかもしれません。
短詩は思いがけない外部につながっている場合がある。
そんなことをいま振り返ってみておもいます。
どんどんどんどんどんどん中に入っていくと、思いがけないことに外に出ることになるのかもしれません。
突き詰めると外に出てしまうこと。不思議の国のアリスから教えてもらった魔法です。
【37、北山あさひさんと廃屋】
結婚をひとりでしたい。
【38、瀬戸夏子さんと相思相愛】
「デニーズが消えたとき、どんな感じだった?」「ものすごく光ってた。きらきらしてた」
【39、夢野久作さんと犯罪】
なぜということなしに殺したくなるのです。あとからついて行きたくなるのです。
【40、佐藤りえさんと人外】
「まず最初に幽霊(妖精やら異星人や鶴)という不思議キャラ設定が紹介され、そこから二人の関係性が始まるのがサブカル的「人外」の基本セオリーなのだ」
【41、松尾芭蕉さんとゾンビ】
芭蕉ゾンビは順応するのでも抵抗するのでもない。増殖するにしても生成変化することも進化することも退化することもない。芭蕉ゾンビにはいかなる解決もカタルシスもない
【42、正岡豊さんとまばたき】
つまり、〈終わってしまった〉のではなく、〈はじまってしまった〉こと。それが《ほんとうに》ひとがあきらめることのかたちなのではないか。
【43、石川啄木さんとだらしなさ】
縦の文芸にあらわれる〈だらしない〉横の姿勢の系譜。それはなんなのだろう。
【44、穂村弘さんと魔術】
夢の中では、光ることと喋ることはおなじこと。お会いしましょう
【45、荒木飛呂彦さんと五・七・五】
五・七・五は自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……わたしに勇気を与えてくれる
短詩は思いがけない外部につながっている場合がある。
そんなことをいま振り返ってみておもいます。
どんどんどんどんどんどん中に入っていくと、思いがけないことに外に出ることになるのかもしれません。
突き詰めると外に出てしまうこと。不思議の国のアリスから教えてもらった魔法です。
【37、北山あさひさんと廃屋】
結婚をひとりでしたい。
【38、瀬戸夏子さんと相思相愛】
「デニーズが消えたとき、どんな感じだった?」「ものすごく光ってた。きらきらしてた」
【39、夢野久作さんと犯罪】
なぜということなしに殺したくなるのです。あとからついて行きたくなるのです。
【40、佐藤りえさんと人外】
「まず最初に幽霊(妖精やら異星人や鶴)という不思議キャラ設定が紹介され、そこから二人の関係性が始まるのがサブカル的「人外」の基本セオリーなのだ」
【41、松尾芭蕉さんとゾンビ】
芭蕉ゾンビは順応するのでも抵抗するのでもない。増殖するにしても生成変化することも進化することも退化することもない。芭蕉ゾンビにはいかなる解決もカタルシスもない
【42、正岡豊さんとまばたき】
つまり、〈終わってしまった〉のではなく、〈はじまってしまった〉こと。それが《ほんとうに》ひとがあきらめることのかたちなのではないか。
【43、石川啄木さんとだらしなさ】
縦の文芸にあらわれる〈だらしない〉横の姿勢の系譜。それはなんなのだろう。
【44、穂村弘さんと魔術】
夢の中では、光ることと喋ることはおなじこと。お会いしましょう
【45、荒木飛呂彦さんと五・七・五】
五・七・五は自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……わたしに勇気を与えてくれる
- 関連記事
-
-
【お知らせ】第57回現代詩手帖賞 2019/04/03
-
【お知らせ】連作と近況「無臭都市」『はがきハイク』17号、2017年10月 2017/10/20
-
【お知らせ】川柳連作「ながいたたかい」『川柳サイド』2号、2017年9月 2017/10/20
-
【お知らせ】「おしまい日記 第2回 野間幸恵と流れる」『川柳スパイラル』2018年3月 2018/03/20
-
【お知らせ】「私の好きな詩人 第158回―高橋順子―」『詩客』 2015/09/24
-
スポンサーサイト
- テーマ:読書感想文
- ジャンル:小説・文学
- カテゴリ:々々のお知らせ