【お知らせ】「おしまい日記第3回 我妻俊樹と通り抜けられる」『川柳スパイラル』3、2018年8月
- 2018/08/02
- 22:08
同じ川柳スパイラルの号で安福望さんとおしまい日記の第三回として我妻俊樹さんと川柳と怪談の話をしています。
このころ、大塚凱さんに呼んでいただいて、助詞のイベントで凱さんと話したりして考えたことを話したりもしています。凱さんが俳句ロボットをもとに話されていたことは、ロボットは意外に助詞がつかえない、ということで、そのときにわたしが思ったのが、助詞と無意識の関係だったんです。
わたしたちは助詞を無意識につかっているし、つかえています。しかし、短詩は、助詞に注意し、意識的に助詞を構築する文芸です。だから、意識と無意識の往還をする文芸でもある。
短詩は無意識とのかかわり合いがつよい。
で、ですね、この助詞の意識/無意識性を名詞や動詞にまで拡張しているのが川柳なんじゃないか。そんなふうにもかんがえました。
ぼくは少し関わらせてもらっている俳誌『オルガン』も、俳句の無意識/意識をずっと検討している文芸誌なんじゃないかなあとおもっています。浅沼璞さんとさせていただいている往復書簡もそうです。たまたま、そういう場所にいて、そのたまたまが必然のようにかんじられて、そういうことをたまたまいまいっしょに連載させてもらっているやすふくさんに話しました。
そういう、たまたま、をよくかんがえたいとおもっています。
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