【詩42】蟹の詩
- 2023/09/25
- 00:00
あなたが ほんきで
おこってるときに
じょうだんいったら
ちょっとまって
それはおかしいから
すこしわらうわ
じかんちょうだい
といって
おこるのをひとまずやめて
ちょっとわらってたんだけど
このとき
わたしは
怒ることとおかしいことは
まったくべつべつのしくみ
なんだなあと おもいました
どんなに怒ってても
おかしいときは
わらっちゃうんだなあと
それが なんなの と
いわれると
かきまぜるとできあがるスープ
くらい なんにもいえなく なって
しまうんだけど
でも そのときてをくちにあてて ちょっと
かがんで えっ なに ほんと おかしいんだけど
なんなの と あなたが わらってたのが
ほんとう というもの そのもの
のようなきがして
でも やっぱり
それは それがなんなの なのでしょうね
あれはあれからどうなったんだろう
と おもうことはたくさんあります
あのひと あのたてもの あのかいもの
あのてがみ あのいきもの あのおもちゃ
あのなみだ あのうた あのあなた
きょう わたしは
江國香織さんのたくさんキスする詩を
読みました
かにをたべながらキスをしたと
かいてありました
そうだな。
いつか
なんなの。
とだけ書いてあるてがみ
もらいたいですね。
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