【あとがき】竹田青嗣『現代思想の冒険』のあとがき
- 2014/08/10
- 20:31
だがあるときふと道が開けるようなことがあった。哲学はどこを切ってもその根はひとつの問題に通じている。それは自分が現に生きて思い悩んでいる問題と、さほどゆきちがっているわけではない。
(……}
それは、わたしたちがもっているいちばん単純に見える《ものの見方》も、じつは長い時間をかけて堆積した地層を下に隠しているということである。だからある哲学の考え方がなるほど面白いと感じられるのは、必ず自分のごくあたりまえで単純だと思っていた見方の表層がめくられて、その下層があらわにされる場合なのだ。
竹田青嗣「あとがき」『現代思想の冒険』
(……}
それは、わたしたちがもっているいちばん単純に見える《ものの見方》も、じつは長い時間をかけて堆積した地層を下に隠しているということである。だからある哲学の考え方がなるほど面白いと感じられるのは、必ず自分のごくあたりまえで単純だと思っていた見方の表層がめくられて、その下層があらわにされる場合なのだ。
竹田青嗣「あとがき」『現代思想の冒険』
- 関連記事
スポンサーサイト
- テーマ:詩・ことば
- ジャンル:小説・文学
- カテゴリ:あとがき選集