【川柳・連作】「黒板のヒポポタマス」『おかじょうき』2014年11月号
- 2014/11/11
- 01:00
薄氷を踏んでわかった羞恥心
置き去りがるんるんしてる花地獄
マスクごし声は違うがn木さん
黒板にヒポポタマスがいた昨日
次々と知らないわたしかえる秋
柳本々々「黒板のヒポポタマス」『おかじょうき』2014年11月号
*
上方に落ちるアリスと69に 柳本々々
青空を踏み外し聴くケ・セラ・セラ 〃
(「題「落ちる」奈良一艘 選・五客」『おかじょうき』2014/11)
ハイ、チーズ 逃げ場がなくて袈裟懸けに 柳本々々
二次元の破れ目にある、の、のり弁 〃
(「題「自由詠」むさし 選・佳作」『おかじょうき』2014/11)
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今月号にて奈良一艘さんから次の句評をいただきました。一艘さん、ありがとうございました!
きらきらを2分ゆでろと指示される 柳本々々
そのきらきら良いじゃん!出来れば茹でてないやつ欲しいなァ~。
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春画ペラペラ EXILEから口臭 奈良一艘
裂けなさい ブラックホールもコンビニも 〃
過去現在概念転換混同症 むさし
白髪が抜けて白髪生えてくる 〃
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