【川柳･連作】「急降下するパジャマ・パーティー」『おかじょうき』2015年2月

再会・急降下・自動販売機

きえていくことばのさきでであうひと

時間さえスクラップするパジャマたち

だんだんと道が太く　あ、これは蛇

「とつぜんの青でした」からＣＭに

　　　　　柳本々々『おかじょうき』2015年2月

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違うって。黒いひとだけ撃ちなさい。　　柳本々々
　　　（題『ルール』・奈良一艘 選・佳作」『おかじょうき』2015年2月号）

ミッフィーを無法地帯で食べている　　柳本々々
　　　（題『ルール』・奈良一艘 選・天位」『おかじょうき』2015年2月号）

奈良一艘さんから天位に選んでいただき、次の句評をいただきました。ありがとうございました！

＊ うさぎのミッフィーちゃんと無法地帯は現在の世界紛争としてとらえた。すぐれた時事吟である。

遠くから悲しみを抱く生放送　　柳本々々
　　　（「自由詠・むさし 選・佳作」『おかじょうき』2015年2月号）

書き置きにこすれと書いてある真昼　　柳本々々
　　　（「自由詠・むさし 選・五客」『おかじょうき』2015年2月号）

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松木秀さんから先月号のお気に入りとして次の句評をいただきました。ありがとうございました！

吹き抜ける渡り廊下でする行為　　柳本々々

　　
北国では寒くてできません。東京の作者ならではの句。

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穂村弘が落ちたぞおーいでてこーい　　松木秀

カスタードシュウあんたは好きかもしれないが　　奈良一艘

始まりのさいしょあなたが君であった頃　　〃

便器に座り眠りこけてる戦闘機　　むさし

少年にもどりたい手のやまいだれ　　〃