真夜中に書く真昼のあとがき。
- 2015/03/02
- 00:24
なかはられいこさんに『そらとぶうさぎ』において次の句評をいただきました。なかはらさん、ありがとうございました!
書置きにこすれと書いてある真昼 柳本々々
書置きですよ。
ただのメモじゃなくて。
「こすれ」って、どこを? なにを? なんで? と???でいっぱい。
重大なことが起こってるはずなのに、ぜんぜん重大そうにみえないところが怖い。
夜でも朝でもなく、真昼であるところが逆に怖い。
むかし、オウム真理教がテレビに出まくっていたとき、
へんなかぶりものをかぶって、へんな歌とへんなおどりで選挙運動してて、
あれがわたしめちゃくちゃ怖かったのを思い出しました。
一見、なんの危険もないようなものが一変するほど怖いものはないですよね。
なかはらさんが
こわがられている様子を読んで
おもいだしたのですが、
真昼、ってね。
こわいんですよ。
川柳の世界では。
真昼が、こわい。
ちょっと、みてみましょう。
いまは真夜中だし、こわいから、すこしだけ
みてみることにしましょう。
魚裂く真昼私も存在する 加藤久子
裂く……。こわい!
真昼の湯静かに金魚泳がせる 松岡瑞枝
お湯に金魚……。こわい!
となりでは叔母が光っている真昼 樋口由紀子
叔母が光ってる……。こわい!
ちょっとこわすぎるんで、ねむれなくなっちゃうので、こわくない真昼の短歌をみてこの記事を終わりにしましょう。
つきなみな恋に旗ふるぼくがいる真昼の塔がきみであります 正岡豊
真昼の塔がきみ……。こわくない…。あんしんした!
書置きにこすれと書いてある真昼 柳本々々
書置きですよ。
ただのメモじゃなくて。
「こすれ」って、どこを? なにを? なんで? と???でいっぱい。
重大なことが起こってるはずなのに、ぜんぜん重大そうにみえないところが怖い。
夜でも朝でもなく、真昼であるところが逆に怖い。
むかし、オウム真理教がテレビに出まくっていたとき、
へんなかぶりものをかぶって、へんな歌とへんなおどりで選挙運動してて、
あれがわたしめちゃくちゃ怖かったのを思い出しました。
一見、なんの危険もないようなものが一変するほど怖いものはないですよね。
なかはらさんが
こわがられている様子を読んで
おもいだしたのですが、
真昼、ってね。
こわいんですよ。
川柳の世界では。
真昼が、こわい。
ちょっと、みてみましょう。
いまは真夜中だし、こわいから、すこしだけ
みてみることにしましょう。
魚裂く真昼私も存在する 加藤久子
裂く……。こわい!
真昼の湯静かに金魚泳がせる 松岡瑞枝
お湯に金魚……。こわい!
となりでは叔母が光っている真昼 樋口由紀子
叔母が光ってる……。こわい!
ちょっとこわすぎるんで、ねむれなくなっちゃうので、こわくない真昼の短歌をみてこの記事を終わりにしましょう。
つきなみな恋に旗ふるぼくがいる真昼の塔がきみであります 正岡豊
真昼の塔がきみ……。こわくない…。あんしんした!
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