【お知らせ】「夢八夜 最終夜 こんな夢を見た!(或いは遙かなるおふとんジャーニー)」『アパートメント』
- 2015/03/28
- 22:55
夢とは、その不在のあいだにしか見られぬ現象である。〈夢をみる〉という動詞は、ほとんど《現在形》をもたない。〈わたしは夢をみる〉〈きみは夢をみる〉、これは修辞の綾である。なぜなら、語っているのは目覚めた者であり、あるいは、覚醒への志願者であるからである。 ポール・ヴァレリー
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WEBマガジン『アパートメント』にて連載『夢八夜』最終夜の「夢八夜 最終夜 こんな夢を見た!(或いは遙かなるおふとんジャーニー)」という最終回を載せていただきました。
もしお時間のありますときにお読みいただけましたら、さいわいです。
この『夢八夜』、荻原裕幸さんから始まっており、その意味では三越のライオンから始まっているのですが、今回の最終回ではそのライオンに決着をつけるべく、小池正博さんのライオンの句で最終回をむかえることにしました。
最後の写真は、わたしが上野動物園に小池さんの句集をもって撮りにいったライオンの写真です。
この句集をもって何十枚も冬の動物園で、撮影をしていました。
おそらく、句集をもって動物園で写真を撮っているにんげんははじめてだったのではないでしょうか。
とちゅうで取り押さえられそうになりながら、またたてがみのあるライオンはここにはいないよ、ということばにショックをうけ動揺しながらも、〈たてがみを失ったライオン〉のように、いろんなものをうしないながら、ぶじ撮ってきました。
さいごに、わたしがパジャマ姿で漱石の『夢十夜』の初版本を抱きしめている姿を自撮りしたのを載せてもいいかな? とともだちにきいたのですが、それはほんとに最終回になっちゃうからやめたほうがいいよ、という〈正しい〉忠告をきいて、撮るだけはいちおう撮ってやめにしました。
これで、ほんとの最終回です。いつだって最終回なんてものはありません。最終回は、ドットのように、やってくるのです。
最後まで夢におつきあいくださりお読みくださったかたがた、またご紹介くださったかたがた、ありがとうございました。
また、こころよく引用を了承してくださったやさしい8名のみなさま、ありがとうございました。
アパートメントにわたしをご紹介してくださった方、アパートメント編集部の朝弘佳央理さん、レビューを毎回書いてくださった岡田陽恵さんにもお礼申し上げたいとおもいます。
ほんとうにうれしかったです。
ありがとうございました!
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WEBマガジン『アパートメント』にて連載『夢八夜』最終夜の「夢八夜 最終夜 こんな夢を見た!(或いは遙かなるおふとんジャーニー)」という最終回を載せていただきました。
もしお時間のありますときにお読みいただけましたら、さいわいです。
この『夢八夜』、荻原裕幸さんから始まっており、その意味では三越のライオンから始まっているのですが、今回の最終回ではそのライオンに決着をつけるべく、小池正博さんのライオンの句で最終回をむかえることにしました。
最後の写真は、わたしが上野動物園に小池さんの句集をもって撮りにいったライオンの写真です。
この句集をもって何十枚も冬の動物園で、撮影をしていました。
おそらく、句集をもって動物園で写真を撮っているにんげんははじめてだったのではないでしょうか。
とちゅうで取り押さえられそうになりながら、またたてがみのあるライオンはここにはいないよ、ということばにショックをうけ動揺しながらも、〈たてがみを失ったライオン〉のように、いろんなものをうしないながら、ぶじ撮ってきました。
さいごに、わたしがパジャマ姿で漱石の『夢十夜』の初版本を抱きしめている姿を自撮りしたのを載せてもいいかな? とともだちにきいたのですが、それはほんとに最終回になっちゃうからやめたほうがいいよ、という〈正しい〉忠告をきいて、撮るだけはいちおう撮ってやめにしました。
これで、ほんとの最終回です。いつだって最終回なんてものはありません。最終回は、ドットのように、やってくるのです。
最後まで夢におつきあいくださりお読みくださったかたがた、またご紹介くださったかたがた、ありがとうございました。
また、こころよく引用を了承してくださったやさしい8名のみなさま、ありがとうございました。
アパートメントにわたしをご紹介してくださった方、アパートメント編集部の朝弘佳央理さん、レビューを毎回書いてくださった岡田陽恵さんにもお礼申し上げたいとおもいます。
ほんとうにうれしかったです。
ありがとうございました!
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