【お知らせ】「【短詩時評】小池正博と綱のつけられない動物(的比喩)たち-はじめにもなかがあった、もなかは神と共にあった、もなかは神であった-」『BLOG俳句新空間 第26号』
- 2015/09/18
- 04:28
『 BLOG俳句新空間 第26号』にて「【短詩時評】小池正博と綱のつけられない動物(的比喩)たち-はじめにもなかがあった、もなかは神と共にあった、もなかは神であった-」という文章を載せていただきました。『BLOG俳句新空間』編集部にお礼申し上げます。ありがとうございました!
お時間のあるときにお読みくだされば、さいわいです。
今月の短詩時評は、先日、大阪の川柳カード大会で小池正博さんと対談させていただいたときの内容も加味しながら、短詩と動物をめぐって書いてみました。
おそらく、動物は意外なことかもしれないけれど〈時事的〉存在でもあると思うんですね。たとえばなぜニュースの埋め合わせで〈動物ニュース〉が使われるのかも考えてみてもいいんじゃないかとも思ったりするわけです。そこには(あえて深読みすれば)〈ほほえましさ〉で動物を囲い込み、〈ほほえましくない〉人間のニュースを忘却しようとする作用があったりするかもしれないし、もしくはどのようなシリアスな出来事も加工次第では〈ほほえましく〉できるというメタニュース的なありかたがあるかもしれない。
ともかく、動物的比喩というのは実はとても複雑で、ひとすじなわではいかないんじゃないかと思っているんです。ひとすじなわではいかないけれど、短詩のなかでは動物たちがいっぱいでてきて、動物のユートピアのようになっている。なんでだろう、っておもうんです。岡野大嗣さんの歌集のタイトルにも、安福望さんの絵のなかにも、小池正博さんの句集のタイトルのなかにも、牛隆佑さん・じゃこさんのお名前の中にも〈動物〉がいる。そういえば、わたしの名前の中にもいる。なんでだろう、っておもうんです。やぎ。
そうかんがえると今年の自分は〈動物〉をめぐってここまできたのかなあと思いました。
そういえば、さいきんわたしが『おかじょうき』句会で月波与生さんから特選句として選んでいただいた句にこんな句がありました。
俺がミッフィーだったら有り得ない近代 柳本々々
お時間のあるときにお読みくだされば、さいわいです。
今月の短詩時評は、先日、大阪の川柳カード大会で小池正博さんと対談させていただいたときの内容も加味しながら、短詩と動物をめぐって書いてみました。
おそらく、動物は意外なことかもしれないけれど〈時事的〉存在でもあると思うんですね。たとえばなぜニュースの埋め合わせで〈動物ニュース〉が使われるのかも考えてみてもいいんじゃないかとも思ったりするわけです。そこには(あえて深読みすれば)〈ほほえましさ〉で動物を囲い込み、〈ほほえましくない〉人間のニュースを忘却しようとする作用があったりするかもしれないし、もしくはどのようなシリアスな出来事も加工次第では〈ほほえましく〉できるというメタニュース的なありかたがあるかもしれない。
ともかく、動物的比喩というのは実はとても複雑で、ひとすじなわではいかないんじゃないかと思っているんです。ひとすじなわではいかないけれど、短詩のなかでは動物たちがいっぱいでてきて、動物のユートピアのようになっている。なんでだろう、っておもうんです。岡野大嗣さんの歌集のタイトルにも、安福望さんの絵のなかにも、小池正博さんの句集のタイトルのなかにも、牛隆佑さん・じゃこさんのお名前の中にも〈動物〉がいる。そういえば、わたしの名前の中にもいる。なんでだろう、っておもうんです。やぎ。
そうかんがえると今年の自分は〈動物〉をめぐってここまできたのかなあと思いました。
そういえば、さいきんわたしが『おかじょうき』句会で月波与生さんから特選句として選んでいただいた句にこんな句がありました。
俺がミッフィーだったら有り得ない近代 柳本々々
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