【詩39】ホイミ
- 2023/09/22
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どういうわけかめそめそするひがあってずっと すみのほうでめそめそしていたまわりのひとはてきどにほっといてくれたあのひとはそのままにしておこうめそめそもえいえんではないだろうひとはみんなめそめそするのがいつもはじめてのようなきがしてへたくそなんだめそめそしながらどうしてめそめそした日のことについてみんなではなしあったり とかふだんしないのかな と おもっためそめそについてみんなではなせば宇宙にいくよ...
【詩38】ミニヨンの歌
- 2023/09/21
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ねえあのさ松下育男さんの「日記のように」って詩 でそれまでいっさい顔をださなかった ルビがふられるかしょがとつぜんでてくるんだよ〈てのひらに力(ちから)がわく〉ってちから だよでも ほかんとこみてもルビないの鶴とか 確信とか ほかんとこにはルビなんにもなくてとつぜん 力だけはじめてこの星で触れて書いたかんじで ちから、ってルビがふってあるのどういうことなんだろ不思議っておもっていいのかなちから な...
【詩37】きらきら
- 2023/09/20
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きらきらをばかにしてたときもあったんだけれどでもきらきらってきらきらいがいのなにものでもないじゃないですかぎらぎらにもぜんぜんちかくないしきらきらはきらきらでしかなくてえっ それってばかにできないんじゃないかなってあるときふっと おもって (ごめん ばかにしてたんだつまり なんていうかきらきら ってきらきらしてたよとしか 話すことがないんですよいやあのねこんなことがあってねそういえばきらきらの...
【詩36】ブラギュロン座カッパ星人との別れ
- 2023/09/19
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きょうしつであのいつも ここ総評 ってかいてたんだけどもうやめるね ひとが感じたことにする ね このらんなんか 総評ってことばがとってもじぶんにあわないしたぶんもうこれからのじんせいで 総評ってことばつかわないとおもうからと わたしはいった「総評」 ってかいてたとここれからは「ひとが感じたこと」にします 感じたことをそのまま書きなさいといわれてこまったなあとおもったことがあったなんにもかんじない人...
【詩35】きみがきみの生き方
- 2023/09/18
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物語の悪役たちはほんとうにじぶんたちが悪役のいんどうをわたされていたことをしってたかっていうはなしになったわたしも それきになってたと いったちゃんとじぶんたちはわるいんだってことをしってたら変われてたんじゃないんすかね隣の庭で灰まいてたんですが覚醒しましたわたしはわるいにんげんじゃないつづらもちいさいほうをこれからがんがんえらんでゆくつもりですそういえてたんじゃないすかねチャンスもあたえられずわ...
【詩34】い
- 2023/09/17
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いちごがすきだとたとえば(ようすがおかしいとおもってる)みんなのまえでどうどうといえるのはいくつくらいまでなんだろういすをひき しずかにたちあがりつくえにおかれたマイクをてにとりすこしふるえ い、い、ときんちょうし ざせつしたあとでもやっぱり と向き直り (ママ、あのひとどうもようすがおかしい)みんなをじゃがいもだとおもわずわたしをでくのぼうだとおもわず東や西のようすはこのさいもう あきらめて...
【詩33】ねえそこから何が見える
- 2023/09/16
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「ものすごくおやすみなさい」といわれたことがあるいと はわからない星がものすごいひかりかたをしていたよるだったけど。 「ものすごくおやすみなさい」汝よくねむれということなのかもしれないしもう あんまりかかわりたくないということかもしれない 庭じゃない 底だ 地獄におちろ おやすみするんだたとえばこんなふうにかんがえたらどうかな とゆうじんがいってくれたもし墓にそれが書いてあったらどうおもう?き...
【現代川柳】見えない貯水池
- 2023/09/16
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見えない貯水池 柳本々々 ゆうやけの声をみんなでききにいく きょかはおりてる さっさと星で埋め尽くすんだ 「まぶたいる?」「まぶたいらない」流れ星 そら豆に聞くわたしこれからどうなるの ...